生活習慣病|埼玉県小川町で内科、糖尿病、高血圧、風邪などのご相談なら-木下医院

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生活習慣病

生活習慣病|埼玉県小川町で内科、糖尿病、高血圧、風邪などのご相談なら-木下医院

高血圧症

血圧が高い状態が続く事で血管の壁に圧力が掛り、その結果、血管を傷めて次第に血管が硬くなり動脈硬化へとつながります。
高血圧の原因は特定されていませんが、遺伝的要因と食生活(塩分の高い食事)や嗜好(喫煙・飲酒)過多、または運動不足や精神的なストレスなどの環境的要因が重なって引き起こされると考えられています。
治療としては減塩食と有酸素運動、改善なければ降圧剤を処方します。当院での降圧薬としては、①カルシウム拮抗薬(きっこうやく)、②ARB、③利尿薬(りにょうやく)、④β遮断薬(べーたしゃだんやく)、⑤MR拮抗薬が挙げられます。

カルシウム拮抗薬:心臓が血液を押し出す力を抑制したり血管を広げたりして血圧を下げる薬。

②ARB:Angiotensin Receptor Blockerの略。血管を縮めるホルモンをブロックして血圧を下げる薬。

③利尿薬:ナトリウムの再吸収を抑制することで、血液量を減少させて血圧を下げる薬。

④β遮断薬:心臓の拍動や収縮する力を抑制して血圧を低下させる薬。

⑤MR拮抗薬:MRとは、Mineralocorticoid Receptorの略。ナトリウムの排泄を促して血圧を下げる薬。

脂質異常症

血液中の脂質(コレステロールや中性脂肪)が多い為に引き起こされる疾患です。
これらの余分な脂質は、動脈の壁にくっついて血管を硬く狭くしていずれ動脈硬化を引き起こします。
コレステロールには善玉コレステロール(HDL -C)と悪玉コレステロール(LDL -C)があり、善玉コレステロールは細胞内や血管内の余分な脂質を肝臓に戻す働きがある為、悪玉コレステロールを減らすことに役立っています。
脂質異常症の主な原因は食生活(カロリー過多)や嗜好(喫煙・飲酒)過多、運動不足、遺伝などが考えられます。
治療としてはカロリー制限食と有酸素運動、改善なければお薬を処方します。当院での治療薬としては、肝臓で LDL -Cが合成されるのを抑制するスタチン系製剤、小腸で LDL-Cが吸収されるのを抑制する小腸コレステロールトランスポーター阻害薬、脂質の代謝を高めて中性脂肪値を低下させる選択的PPARαモジュレーターなどが挙げられます。以前は1日2回飲む薬が含まれていましたが、現在ではどの薬も1日1回飲む薬となっております。

※PPARα:Peroxisome Proliferator -Activated Receptor-α

痛風

血液中の尿酸値が高くなった状態を「高尿酸血症」、その状態を放置して尿酸がたまり続け、足の親指の付け根や足首、膝などに痛みが起きる状態を「痛風」と言います。
尿酸は食品や体の細胞内にあるプリン体という物質が肝臓で代謝されてできる老廃物で、食べ過ぎやお酒の飲み過ぎが原因で増えてしまいます。

尿酸値を下げる治療を始める前に痛風発作が起こってしまったら,痛みや腫れを取り除く消炎鎮痛薬の湿布または飲み薬を使います。尿酸降下薬は痛風発作が治まった段階で始めます。

治療としては、まず食事・運動療法、改善なければ尿酸降下薬を処方します。尿酸降下薬は作用の違いで尿酸排泄促進薬と尿酸生成抑制薬に分かれます。前者は腎臓に作用し尿酸が尿中へ排泄される働きを促進します。後者は主に肝臓でプリン体が尿酸に分解されるのを抑えます。

非アルコール性脂肪性肝疾患

アルコール摂取量が少ないにもかかわらず、肝臓に脂肪が蓄積する病気です。脂肪がたまるだけの非アルコール性脂肪肝と、脂肪に加えて炎症や線維化を伴う非アルコール性脂肪肝炎に分けられます。非アルコール性脂肪肝炎は、肝硬変や肝臓がんへと進行するリスクがあるため、注意が必要です。
治療としては、カロリー制限などの食事療法や有酸素運動があります。

アルコール性肝障害

長期にわたる過剰なアルコール摂取によって肝臓が損傷を受ける病気です。症状は初期には自覚症状がない場合もありますが、脂肪肝から肝炎、肝硬変へ進行し、腹部膨満感、倦怠感、食欲不振、黄疸などが現れ、ついには肝がんに進行する可能性があります。
治療は禁酒または節酒です。

慢性閉塞性肺疾患(COPD)

主に喫煙が原因で起こる肺の病気です。気管支や肺胞が炎症を起こし、空気の流れが悪くなることで、息切れや咳、痰などの症状が現れます。
治療で最も重要なのは禁煙で、薬物治療として気管支拡張薬やステロイド吸入が用います。