一般内科|埼玉県小川町で内科、糖尿病、高血圧、風邪などのご相談なら-木下医院

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一般内科

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風邪

鼻や喉に感染がおこり炎症を起こします。症状は、咳、鼻水、鼻づまり、軽いのどの痛みや発熱等で原因の9割以上がウイルスによるものです。
また、しっかり治さないとその後、気管支炎や肺炎に進行する場合もありますので、治ったと思って無理をせず、しっかり完治するまで来院されることをおすすめします。熱を含めた症状の経過をしっかり観察することが大切です。
治療としては、症状に対応したお薬を処方します。

マイコプラズマ肺炎、百日咳

マイコプラズマ肺炎と百日咳は、どちらも咳を伴う感染症ですが、症状や原因などが違います。マイコプラズマ肺炎はマイコプラズマ・ニューモニエという細菌が原因で、風邪のような症状から始まり、乾いた咳が長引くのが特徴です。一方、百日咳は百日咳菌が原因で、特有の激しい咳発作が特徴で、時には呼吸困難を引き起こすこともあります。
どちらの病気も、マクロライド系の抗菌薬が有効です。

咳喘息

正常と喘息の間の状態で、喘鳴を伴わない咳が数週間以上も長引く状態を指します。アレルギーが関与していることが多いです。
治療としては、気管支拡張薬を使用します。

アトピー咳嗽

アレルギーが原因で起こる咳が数週間以上も長引く状態で、喘息とは異なり、気管支拡張薬が効きにくいのが特徴です。
治療としては、抗アレルギー薬を使用します。

気管支喘息

気道に慢性的な炎症が起こり、気道が狭くなることで、喘鳴、咳、呼吸困難などの症状が現れます。アレルギーや感染症、運動、大気汚染などが誘因となります。
治療として用いる長期管理薬は、喘息症状がない状態でも継続して使用することが重要です。症状が落ち着いたからといって自己判断で中断すると、再発のリスクが高まります。

急性胃腸炎

胃や腸の粘膜が炎症を起こす病気で、主にウイルスや細菌の感染が原因で起こります。症状としては、吐き気、嘔吐、下痢、腹痛、発熱などが挙げられます。特に感染性胃腸炎が多く、食事や水の汚染、接触感染が原因となることが多いです。
治療としては、水分補給と安静、症状を緩和する整腸剤や吐き気止めのお薬を処方します。

鉄欠乏性貧血

体内の鉄分が不足し、赤血球中のヘモグロビンが十分に作られなくなることで起こる貧血です。全身への酸素供給が不足するため、疲れやすい、めまい、動悸、息切れなどの症状が現れます。
治療としては、鉄剤のお薬を飲むことまたは鉄剤の静脈注射があります。

腎性貧血

腎臓の機能低下によって起こる貧血です。腎臓は、赤血球の生成を促すホルモンであるエリスロポエチンを分泌していますが、腎臓の機能が低下すると、このエリスロポエチンの分泌が減少し、赤血球が十分に作られなくなるために貧血が起こります。
治療としては、体内のエリスロポエチン産生を促すお薬を飲むことまたはエリスロポエチン製剤の皮下注があります。

バセドウ病

甲状腺ホルモンが過剰に分泌される病気で、特に20~30代の女性に多く見られます。自己免疫疾患の一つで、甲状腺を刺激する抗体が作られることで、甲状腺ホルモンが過剰に分泌されます。
治療法の一つとして、抗甲状腺薬の内服があります。

橋本病

自己免疫の異常によって、本来は体を守るはずの免疫細胞が甲状腺を攻撃してしまう病気です。この攻撃によって甲状腺に慢性の炎症が起こり、甲状腺ホルモンの分泌が低下し、疲れやすい、便秘、寒がりなどの症状が出現します。
治療としては、主に甲状腺ホルモン剤を服用し、不足している甲状腺ホルモンを補充します。

便秘症

排便が困難な状態が慢性的に続く病気のことです。便秘が長く続き、日常生活に支障をきたす場合を指します。便秘を放置すると、痔、大腸がん、腸閉塞などの合併症を引き起こす可能性があります。
治療としては、食物繊維の摂取、水分補給、適度な運動、規則正しい排便習慣などの生活習慣の改善が推奨され、改善なければ下剤を内服します。

浮腫

体内の水分が異常に増加し、皮下組織に溜まった状態をを指します。一般的には「むくみ」と呼ばれ、手足や顔などが腫れぼったく感じられます。原因としては、塩分や水分の過剰摂取、運動不足、長時間同じ姿勢での作業などの生活習慣、心不全、腎不全、肝硬変、低栄養、アレルギー反応などが原因で浮腫が生じることがあります。
治療は、上記の生活習慣を見直し、それでも改善なければ原因となっている病気の治療をします。

不眠症

睡眠の問題が1ヶ月以上続き、日中に倦怠感や集中力低下などの不調を引き起こす状態。不眠症には、寝つきが悪い入眠障害、夜中に何度も目が覚める中途覚醒、朝早く目が覚めてしまう早朝覚醒などの症状があります。
治療としては、入眠障害と中途覚醒、それぞれまた両方に効くお薬を処方します。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)

睡眠中に呼吸が一時的に止まる、または浅くなる病気です。医学的には、10秒以上の無呼吸が1時間に5回以上、または7時間の睡眠中に30回以上ある場合にSASと診断されます。
検査としては、簡易アプノモニターという自宅で可能な装置で、呼吸状態や血液中の酸素濃度を測定します。
治療としては、中等症から重症のSASに対して、就寝時にCPAPというマスクを装着し、空気を送り込んで気道を確保します。

認知症

様々な原因によって脳の機能が低下し、記憶・思考・判断などの認知機能が損なわれることで、日常生活や社会生活に支障をきたす病気です。単なる物忘れとは異なり脳の病気によるものです。
認知症とよく似た状態(うつ、せん妄)や、認知症の状態を引き起こす体の病気も様々あるため(甲状腺機能低下症など)、早期に適切な診断を受けることが大切です。

認知症の初期症状としては、下記が挙げられます。

もの忘れがひどい

  • 電話を今切ったばかりで、相手の名前を忘れる。
  • 同じことを何度も言う・問う・する。
  • しまい忘れ置き忘れが増え、常に探し物をする。
  • 財布・通帳・衣類などを盗まれたと人を疑う。

判断・理解力が衰える

  • 料理、片付け、計算、運転などのミスが増えた。
  • 新しいことが覚えられない。
  • 話のつじつまが合わない。
  • テレビ番組の内容が理解できなくなった。

時間・場所がわからない

  • 約束の日時や場所を間違えるようになった。
  • 慣れた道でも迷うことがある。

人柄が変わる

  • 些細なことで怒りっぽくなった。
  • 周りへの気づかいがなくなり頑固になった。
  • 自分の失敗を人のせいにする。
  • 「最近、様子がおかしい」と周囲から言われた。

不安感が強い

  • ひとりになると怖がったり寂しがったりする。
  • 外出時、持ち物を何度も確かめる。
  • 「頭が変になった」と本人が訴える。

意欲がなくなる

  • 下着を替えず、身だしなみを構わなくなった。
  • 趣味や好きなテレビ番組に興味を示さない。
  • ふさぎ込んで何をするのも億劫がり、嫌がる。

認知症の種類としては、以下が挙げられます。

アルツハイマー型認知症

長い年月をかけて脳内にたまったアミロイドβ等の異常なたんぱく質により神経細胞が破壊され、脳に萎縮が起こるアルツハイマー病が原因となり発症する認知症です。初期では、昔のことはよく覚えていますが、最近のことは忘れてしまいます。徐々に進行し、やがて時間や場所の感覚がなくなっていったり、状況に応じた判断が困難になったりします。

血管性認知症

脳梗塞や脳出血によって一部の神経細胞に十分な栄養や酸素がいき渡らなくなる脳血管障害が原因となり発症する認知症です。高血圧や糖尿病などの生活習慣病が主な危険因子です。脳血管障害が起こるたびに段階的に進行します。また、障害を受けた部位によって症状が異なります。

レビー小体型認知症

「レビー小体」と呼ばれる異常なタンパク質が脳内を中心に蓄積しながら、神経細胞が破壊されるレビー小体病が原因となり発症する認知症です。現実には見えないものが見える幻視や、手足が震えたり筋肉が固くなったりといった症状が現れます。歩幅が小刻みになり、転びやすくなります。

前頭側頭型認知症

脳の前頭葉や側頭葉で、神経細胞が減少して脳が萎縮する前頭側頭葉変性症が原因となって発症する認知症です。感情の抑制が効かなくなったり、社会のルールを守れなくなったりといったことが起こります。

認知症の治療としては、認知機能の低下を遅らせるお薬や、症状を緩和するお薬を処方します。介護サービスとして、訪問介護、デイサービス、グループホームなどが挙げられます。 介護サービスを受けるには、介護認定を受けるため、主治医意見書の作成が必要になります。主治医意見書は、当院でもかかりつけ患者さんを中心に多数の作成実績があります。

過敏性腸症候群(IBS)

過敏性腸症候群(IBS)とは、特に消化器の疾患がないにも関わらず、腹痛と便秘、または下痢を慢性的に繰り返す病気です。腸管の運動が異常に亢進し、刺激への反応が過敏になることで引き起こされると考えられています。

主な原因は、ストレス、不安、抑うつ、恐怖などの心理的要因や自律神経の失調とされています。社会の複雑化やストレスの増加に伴い、症状に悩む人が増えている病気で、次の4つのタイプに分類されます。

下痢型

  • 急に便意をもよおす
  • 激しい下痢症状
  • 1日に何度もトイレに行く
  • 水のような便、粘液のある便

便秘型

  • 腹痛、腹部膨満感
  • 繰り返す便秘
  • 便が出にくい
  • 水分のないコロコロとした便

混合型

  • 便秘と下痢を繰り返す
  • ストレスを感じるとおなかの状態が不安定になる

分類不能型

  • 上記3つに分類されない症状
  • おならが頻繁にでる、膨満感がある

6ヵ月以上前から症状があり、最近3ヵ月間に週1回ほどのペースで腹痛があり、次のうち2つ以上が当てはまる場合、過敏性腸症候群と診断されます。

  • 排便で症状が緩和する
  • 排便回数が変化する
  • 便の形状が変化する

過敏性腸症候群の治療では、①生活習慣の改善、②食事療法、③薬物療法が挙げられます。

  1. 規則正しい生活と十分な睡眠、適度な運動が推奨されます。また、ストレスの原因をなるべく避けて、ストレスを抱え込まない生活を送りましょう。
  2. 1日3食、規則正しくバランスのよい食事を心がけましょう。暴飲暴食、寝る前の食事、油っぽい食べ物、アルコールや香辛料、炭酸飲料、コーヒーなど刺激の強い食べ物も控えめに。十分な水分摂取も大切です。
  3. 症状に合わせて、腸の運動を整える薬、腸内細菌の乱れを整える整腸剤、お腹の痛みを抑える薬、下痢止め薬などを処方します。

緊張型頭痛

頭の筋肉や首の筋肉が緊張し、血行が悪くなることで起こる頭痛です。締め付けられるような、または圧迫されるような痛みが特徴で、頭全体や後頭部、首筋に現れることが多いです。痛みの強さは軽度から中等度で、吐き気や光・音過敏を伴うことは少ないです。

原因として、精神的なストレスや身体的なストレスが、筋肉の緊張を引き起こすと考えられています。また、長時間のデスクワークやスマートフォンの使用による姿勢の悪さ(ストレートネック)も、首や肩の筋肉の緊張を招き、緊張型頭痛の原因となります。睡眠不足・運動不足・不規則な生活なども、緊張型頭痛を引き起こす可能性があります。

治療としては、ストレッチ・適度な運動・十分な睡眠、ストレス解消などの生活習慣の改善に取り組み、改善がなければ鎮痛薬や筋弛緩薬などのお薬を処方します。