木下医院|埼玉県小川町で発熱、風邪などのご相談なら

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発熱外来

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発熱外来で対応する疾患

  • インフルエンザA型およびB型
  • 新型コロナウィルス感染症
  • 肺炎
  • 腎盂腎炎
  • 溶連菌感染症
  • 咽頭炎
  • 気管支炎
  • 急性胃腸炎
  • 熱中症

【インフルエンザについて】

インフルエンザは、インフルエンザウイルスに感染することによって起こる病気で、日本では、例年12月~3月が流行シーズンですが、最近は夏にも感染が流行するなど、以前とは傾向が変わってきています。

38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、全身倦怠感等の症状が比較的急速に現れるのが特徴です。あわせて普通の風邪と同じように、のどの痛み、鼻水、咳等の症状もみられます。こどもではまれに急性脳症を、高齢者や免疫力の低下している方は細菌による肺炎を伴う等、重症になることがあります。

感染した人の咳やくしゃみ等のしぶき(飛まつ)を吸い込むことによる飛まつ感染や、患者と接触したり、ウイルスが付着した手で口や鼻に触れることによる接触感染が知られています。発症前日から発症後3〜7日間は鼻やのどからウイルスを排出するため、ウイルスを排出している間は、外出を控える必要があります。

外出後の手洗い、適度な湿度の保持、人混みや繁華街への外出を控えること、こまめに換気をすること等が有効と考えられています。

【新型コロナウィルス感染症について】

新型コロナウイルスを病原体とする感染症であり、咳や飛まつを介して感染します。2023年5月8日に感染症法の位置付けを五類感染症に変更して以降、夏季および冬季に患者が増加する傾向にあります。

主な症状は、発熱、咳、全身倦怠感ですが、頭痛、下痢、嗅覚障害、味覚障害等の症状がみられることがあります。特に、乳幼児や高齢者、一定の基礎疾患を有する方等が感染すると重症化するリスクがあります。

主に、エアロゾル感染、飛まつ感染、接触感染であり、発症前から感染性を有し、無症候性病原体保有者も感染源となります。マスクの着用を含めた咳エチケット、手洗い(手指消毒)、換気等が効果的です。

【肺炎について】

日常でかかる肺炎は、主に細菌やウイルスなどが肺に入り込んで起こる肺の炎症です。肺炎の原因となる細菌の多くは、 人の体や日常生活の中に存在しています。

高齢だったり糖尿病などの病気があったりして、 抵抗力(免疫力)が弱まった時などに感染を起こしやすくなります。

発熱外来の検査

インフルエンザと新型コロナウィルス迅速同時検査キットを用います。約15分で陽性または陰性の結果が出ます。写真は、陽性の場合の検査結果です。

【インフルエンザ陽性】
検査キットでのインフルエンザ陽性の場合の見え方

【新型コロナ陽性】
検査キットでの新型コロナウィルス陽性の場合の見え方

インフルエンザも新型コロナウィルスも陰性の患者さんには、必要に応じて迅速血算+CRP測定を行い、約5分で血液中の炎症反応を評価します。
写真は、WBC(白血球)とCRP(C反応性タンパク)が基準値より高い、炎症反応陽性の検査結果です。

    迅速決算+CRP測定にて血液中に炎症反応があった場合の結果画面

咳が続いているなど、肺炎が疑われる患者さんには、胸部レントゲン写真も実施します。

【肺炎の胸部レントゲン写真】

腰痛や背部痛が続いているなど、腎盂腎炎が疑われる患者さんには、尿検査も実施します。

下の写真は実際の尿検査結果で、OB 1+とは尿潜血があり、WBC 1+とは尿中に細菌に対する白血球があることを示しています。つまり、尿中に細菌がいる可能性が高いことが分かります。

下の写真は、実際の尿培養の結果で、尿中から大腸菌が大量に検出されています。

発熱外来の治療

インフルエンザまたは新型コロナウィルス陽性の患者さんには、専用のお薬を処方します。

下の写真は、当院のインフルエンザ治療薬(ゾフルーザ)です。1回飲むだけで治療が完結します。

下の写真は、ゾフルーザの飲み方です。年齢や体重によって飲み方が違います。

ゾフルーザの服用を適切な時期(発症から48時間以内)に開始すると、発熱期間は通常1~2日間短くなり、鼻やのどからのウイルス排出量も減ります。症状が出てから2日(48時間)以降に服用を開始した場合、十分な効果は期待できません。

下の写真は、インフルエンザによって、登校・外出ができない時期についてまとめた表です。

新型コロナウィルス感染症は、重症化リスクの低い軽症患者であれば経過観察のみで自然に軽快することが多いため、抗ウイルス薬は、重症例の治療および重症化予防として用いられます。

下の写真は、当院の新型コロナウィルス治療薬(ゾコーバ)です。新型コロナウイルスが作られるのに必要な酵素の働きを抑え、同ウイルスが体内で増えるのを防ぐ薬です。

処方薬ゾコーバ錠

ゾコーバは、現在、日本で処方できる薬の中では最も安いです。しかし、患者さんの自己負担額が1割負担で5000円、2割負担で10000円、3割負担で15000円と高額であるため、当院では患者さんとの相談で処方するか決めています。

ゾコーバを処方しない場合、鼻水、のどの痛み、せき、たん、発熱などの症状を和らげる薬のみ処方します。

インフルエンザまたは新型コロナウィルス陰性の場合、迅速血算+CRP測定結果の炎症反応の程度によって、抗生剤の静脈注射または飲み薬処方をします。

下の写真は、当院の抗生剤の飲み薬と注射薬です。左2剤は抗生剤の飲み薬(バナン、フロモックス)、右は抗生剤の注射薬(セフトリアキソンN a)です。

当院の抗生剤の飲み薬と注射薬

鼻水、のどの痛み、せき、たんなどの症状がある患者さんには、御希望に応じて、症状を和らげるお薬(風邪薬と同じ)も処方します。
下の写真は、当院の風邪薬です。左から鼻水の薬(フェキソフェナジン)、のど痛の薬(トランサミン)、せきの薬(コルドリン)、たんの薬(アンブロキソール)、のど痛のトローチ(SPトローチ)です。

当院で風邪と思われる症状の際に処方する薬

下の写真は、当院の解熱薬です。左が非ステロイド系抗炎症薬(ロキソニン)、右がアセトアミノフェン(カロナール)です。頓服で処方することが多いです。

下の図は、2026年5月24日の朝日新聞be5面に掲載された「発熱のしくみと主な解熱薬の効果のイメージ」です。解熱薬は、高熱で苦しくて、眠れなかったり食欲がなくなったりした時に効果的です。

熱中症が疑われる方には、クーラーのきいた涼しい部屋のベッド上で、生理食塩水(写真右)と吐き気止め(写真左)入りの点滴が可能です。