花粉症
花粉症
くしゃみは異物を外に出そうとする働きで、花粉症によるくしゃみは何回も立て続けに起こりやすくなります。
鼻水は異物を洗い流そうとする働きで、風邪などの際の鼻水と違い、透明でさらさらしているのも特徴です。鼻詰まりは鼻の粘膜が腫れ、鼻の通り道が狭くなった状態で、ほかの症状よりも後から起こりやすくなります。
鼻詰まりは自覚症状として認識されにくいですが、鼻が詰まることにより口呼吸となり、口や喉が渇いて咳が出たり、においや味がわかりにくくなったりすることもあります。さらに、息苦しくなるため、眠りが浅くなるなどの影響もあり、まれに全身の倦怠感や熱っぽさを感じたり、皮膚にかゆみが出たりすることもあります。
症状の傾向によって使う治療薬が異なります。
くしゃみと鼻水がひどい症状の場合には抗ヒスタミン薬、鼻詰まりがひどい症状の場合にはロイコトリエン拮抗薬、いずれもひどい場合にはステロイド剤などを主に使用します。